入浴介助での腰痛や対策方法について

入浴介助を行う介護職は、腰痛で悩んでいることが多いようです。
入浴介助は腰痛が発生しやすい業務の一つで、前かがみになったり中腰になったりして作業することが多いため、腰にかなりの負担が掛かってしまいます。
利用者の体を洗ったり、湯をかけたり、利用者を抱えて移動させたりするといったこと等は、腰に大きな負担が掛かる原因です。
腰痛の悩む介護職のために身体的負担を減らすような技術があり、それをボディメカニクスといいます。
ボディメカニクスとは、姿勢を安定させる、力を分散させる等の理論に基づいて動き、身体の負担を減らす技術のことです。
入浴介助は、不自然な姿勢で作業をすることが頻繁にありますが、ボディメカニクスを取り入れることで腰痛の対策となるでしょう。
加えてストレッチをして筋肉を緩めることは、腰痛を軽減するのにも役立ちます。
腰の周囲の筋肉が緊張していると腰痛を引き起こしやすいため、ストレッチで筋肉を緩めましょう。
ストレッチにはリラックス作用もあるため、ストレスがたまりやすい介護職は、積極的にストレッチを行うと良いでしょう。
ストレスも腰痛の原因の一つとなるため、ストレッチで心身をケアすることも大切です。
また、腰への負担を減らすために、コルセットやサポーターを装着するという方法もす。
湯につかって腰を温める、マッサージをするといったことも試してみてください。
入浴介助に携わる介護職は、これらの方法を取り入れて腰痛を予防したり、症状を軽減させたり心掛けましょう。